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2009年のこと

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初秋のベルサイユ、
プチトリアノンにつながる道です。

…散策を楽しみにテクテク歩いてったら、
「閉鎖」されていたのです…。

どおりで誰もいないはず…で、こんな
何だかわかんない写真が撮れました。




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もう三が日は終わりましたが、今日のタイトルです。
いまの私は、このページをご存知のパンダのお仲間さんや友人、先輩に支えられて立っているので、気恥ずかしいけど経過報告もかねて。

え~…当初の予定であれば、次の段階に進んでいるはずなのですが、
未だにこっちの道でよかったんだろうかーとか、ヨソの学び舎や外国への思いも残していたりで、どこの中学生ですか?な状態なので、今年は、次の段階には進まずに、腹を括るための年にしたいと思っています(自分でもよくわからない…ようは、今年も大学でご本と格闘してます…と(笑)

やるべきことは山のようにありますが、本人次第で投げ出せる状況でもあるので、揺らいだらパンダさんとみなさまにまたクラクラともたれかかるかもしれません。
その時は、どうぞピシャリと叩いてやってくださいね。

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お口直しに、、読書の話です。



今年は、年末に入って大量の小説を読む必要に迫られ、20年ぶりくらいに、活字の海でおぼれそうになる経験をしました。
とても面白かったし、心に刺さる出会いもあったのですが、小説は、読むより書くほうが面白い…じゃなく、今は活字を通じて何かを積み重ねていくことに興味を移しているので、当分はしんどくても学術書と格闘するつもりです~(あえて宣言してプレッシャーを課す)。

…と思うきっかけになった本の中から2冊を、今日はご紹介したいと思います。
どちらもその分野の入門的な内容で、読みやすいですヨ☆

2009年のこと_e0015195_2135460.jpg1.入門経済思想史 世俗の思想家たち
ロバート・L・ハイルブローナー/筑摩書房

出会いは2年前、この分野への興味を持つきっかけになった一冊。

理論紹介のこ難しいい内容ではなく、人としての経済学者たちが描かれているのが楽しいです。
たとえば、アダムスミスがパジャマのままで町を散歩したエピソードと、国富論のサマリーが同じレベルで書かれていたりして、わくわくしながらページをめくりました。
ケインズの名前くらい知ってる~という程度でも大丈夫だと思います。

2009年のこと_e0015195_21283073.jpg2.フランス啓蒙思想の展開
安藤隆穂/名古屋大学出版会

フランスの経済思想を研究されている方に影響され、何気なく手に取ったのですが、学術書って実は面白い…って気づかせてくれた中の一冊です。

18世紀(革命前)のフランスで、王様や神様じゃなく民衆に立派に国を治められる力があるんだ~ということが証明されるまでの過程が描かれています。

エクリチュールとの相性が良かったのかもしれませんが、(個人と社会の、近代的関係導出の過程が)静かにしかし熱く昇華していくように描かれていて、ドキドキしてしまったのでした(サマリーを作ったらラブレターみたいで、コンドルセに恋したん?と赤面してしまいました(笑)

こうして書いてみて気づきましたが、学術書読むとか偉そうなこと言いながら、
実はどきどき・わくわくを強調していますね…

結局は、ドラマというか人の息遣いを感じられることが、
私には大事なのかもしれません。
パンダさんと季節を感じる毎日は、だからとても大切なのです♪
by pakupaku-studio | 2009-01-05 00:00 | パンダ日記

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